11/25(木)渋谷ユーロスペースにて河瀨監督との質疑応答が開催されました!
(時間が短く、質問をお受けできなかった皆さま誠に申し訳ありませんでした)
少しだけ当日の様子をお伝えいたします。
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11時、13時の回は出産についての質問が多く、19時の回はより映画的な質問が多かったのが印象的でした。(特に19時の回は男性が多く、質問される方も大半が男性でした)
各回共通していた質問は、お母さんの出産に立ち会ったお子さんのその後と、吉村先生のプライベートの描写に関してでした。
特に男性からは、妊婦さんのインタビューはもちろん、どうして吉村先生のプライベートまで撮ることができたのか、という質問が集中しました。
河瀨監督「まず私は話をして、相手の話をとことん聞いて、“友達”になります。
カメラで撮影し、作られた映画は時にはその人の人生を傷つけてしまう可能性があります。
そういうことを、私はフィクション(劇映画)でもノンフィクションでもしたくない。
ですので、信頼関係を作ってから、カメラを回すことを心がけました。
また、『玄牝』を自然分娩を紹介するだけの映画にはしたくなかったので、
「吉村正」という1人の人間を撮りたいと思っていました。
そのために仮に映画が完成しなくてもかまわないと覚悟をしていたのですが、
それに先生は応えてくださったんです。
また、自然分娩という出産があるということを知らない人も多いと思うので、
こういう形があることをまず知ってもらえたら。
ただ、自然分娩だけが出産ではありません。
『玄牝』のように、お子さんやだんなさんの立ち会いが叶わなかったからといって
気に病まないで欲しい。
「今」がこの先、未来に続いているので、まさに「今」を大事にして欲しい。
毎日育児で大変だと思うけれど、子どもと向き合うこの貴重な時間を楽しんでください。
そしてよかったら、周りの大切な人に『玄牝』を薦めていただけたらと思います」
また、13時は恒例の「あんしんシネマ」実施回。
親子でのご来場も今までで一番で、中には生後45日目のお子さんも!
こちらの様子も少しだけご紹介いたします!
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