【速報】12年ぶりの快挙!<国際批評家連盟賞>を受賞!!!

河瀬監督!審査にあたった批評家連盟の審査委員長で、スウェーデンのジャーナリスト:ジム・ルンムホルド氏とともに

本日まで開催されたスペイン・サンセバスチャン国際映画祭にて『玄牝-げんぴん-』が、<国際批評家連盟賞>を受賞いたしました!!
同賞を本映画祭で日本映画が受賞するのは12年ぶりとのこと!!!

<国際批評家連盟賞>は、映画批評家の国際組織が選ぶ賞で、映画祭の賞とは別になりますが、コンペティション部門に出品されている作品が対象となります。
コンペ部門全15本から選ばれたのが『玄牝-げんぴん-』でした。

批評家連盟の審査委員長は「15本の対象作品の中からすぐ2本に絞られた。最後まで2本は拮抗したが、外にでて外の空気を吸い再度話合ったところ、全員一致で『玄牝-げんぴん-』に決定。選定者は、男性3人と女性2人。男女問わずすべての人に届く人間の深い部分を描いた作品であることが選考の大きな理由。男性にもきちんと伝わるものだった」とコメントをくださっています。

河瀬監督からも受賞を喜ぶコメントが届きました「各国のたくさんの映画を見ているジャーナリストたちの目で選ばれることは、ものをつくる人間としてこの上ない喜びです。人間の深い部分に届く映画であると評価されたことが本当に嬉しい

先日映画祭で行われた公式会見ではお医者さまもいらしており、「ぜひスペインでもこの作品をひろげたい」と語ってくださり、一観客としてどうしても河瀬監督に一言伝えたいという若い女性や、ご高齢の女性からは作品で描かれている死との関係性にとても感銘を受けたと涙ながらにお話されることも…。

『玄牝-げんぴん-』を観て下さった方々からの貴重な感想、とても嬉しく思っています!!

【速報】映画祭レポート!『玄牝』大喝采で迎えられる!

大会場はほぼ満席に!!
河瀬監督と長男のみつき君

スペイン語圏で最も歴史と名声のあるサンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門にて、9月22日(水)『玄牝ーげんぴんー』が初上映されました。

コンペ部門にて世界の作品と競うことになる『玄牝』ですが、
1300人収容できる大会場は、ほぼ満席!
開場前には長蛇の列ができていました。

そして本編スタート。
お父さんや子ども達に囲まれて出産に臨む緑さんの場面では、
会場がざわめきたちました。
(おそらく、小さなお子さんが同席し、涙していることに驚かれたのでしょう)

そして…エンドロールが始まると大喝采につつまれ、
ロビーに出ると、河瀬直美監督は観客によって作られた花道に出迎えられました。
通訳さんによると、こういった光景は見たことがないとか…!

スペインにも『玄牝ーげんぴんー』はしっかり届きました……!