玄牝 げんぴん
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萌の朱雀、殯(もがり)の森、河P直美監督最新作
出演 : Tadashi YOSHIMURA 吉村正
1932年 3月愛知県生まれ。吉村医院院長。医学博士。名古屋大学医学部卒業。1961年より吉村医院院長として49年にわたり、2万例以上のお産に取り組む。日本が高度経済成長の只中にあった60年代、お産もまた、助産婦さんの手で取り上げられるものから、病院で行われるものへと移行していた。吉村医師も、開院当初は最先端の医療機器を備えた産院として、管理医療を目指していたが、産科医として数々のお産に立ち会うなかで、自然なお産がもたらす命の神秘、その美しさに気づかされたという。
現在、「ごろごろ、ぱくぱく、びくびくしない」生活=「現代的な生活に頼らず、伝統的な日本の食事を食べ、不安を抱えず自然体でいる」生活について知ってもらうため、産院の裏庭に江戸時代のかやぶきの古民家「古屋」を移築し、そこで安産のために、妊婦に薪割りや板戸ふきなどの「古典的労働」をすすめている。1999年には日本伝統的な様式で「お産の家」を建築、暖かい明かりを灯した畳の部屋で、薬や医療機器など人工的な介入をせず、自然なままのお産を行っている。現在も現役でお産に立ち会い、外来の妊婦に個別的で丁寧な指導を行っているほか、全国各地で講演会を精力的にこなしている。

著書:
「お産!このいのちの神秘―二万例のお産が教えてくれた真実」(春秋社)
「幸せなお産が日本を変える」(講談社+アルファ新書)
「いのちのために いのちをかけよ」(地湧社)
監督・撮影・構成 : Naomi KAWASE 河P直美
1969年奈良市生まれ。1986年大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)映画科卒業。映画表現の原点となった傑作ドキュメンタリー『につつまれて』(92)、『かたつもり』(95)で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞などを受賞。
初の劇場映画『萌の朱雀』で1997年カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少受賞し、鮮烈なデビューを果たす。続く『火垂』(00)で、2000年ロカルノ国際映画祭国際批評家連盟賞、ヨーロッパ国際芸術映画連盟賞をダブル受賞。この後、ヨーロッパで、ドキュメンタリー作家・河瀬直美への関心が高まり、フランステレビ局la sept arteと共同で『きゃからばあ』(01)を製作。自身の出産体験を通して、命のつながりを描いた『垂乳女 Tarachime』(06)はロカルノ、台湾、コペンハーゲン、山形国際ドキュメンタリー映画祭で受賞を重ねる。2007年カンヌグランプリ受賞作『殯の森』(07)、『七夜待』(08)をたて続けに発表し、世界的に評価される映画作家となる。現在、最新作『朱花の月』を製作中。
2010年8月に開催される、第1回なら国際映画祭のエグゼクティブディレクターも務める。

作品:
初期ドキュメンタリー「紡ぐ DVD−BOX」、『殯の森』など